自転車競技でのドーピング

Gigazineで、ランス・アームストロングを題材にした映画の案内があったのですが、ページの末尾に、その映画とは違う実際に本人にインタビューを加えたドキュメンタリーの紹介がされていたので視聴してみました。

ランス・アームストロング ツール・ド・フランス7冠の真実 (字幕版)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%EF%BC%97%E5%86%A0%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88-%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/B00ME6550I

自転車競技に詳しい人なら、いやそんなに詳しくない人でも知ってますよね。

ランス・アームストロング

自転車競技にプロデビューして数年後、精巣腫瘍に侵されて生存率50%の病苦を克服して、ツール・ド・フランス7連覇を成し遂げた偉業の人。

……だったらよかったんだけどね(´・ω・`)

現役当時から、ドーピングを疑われており(というかこの時代の有名選手は……)、本人は一貫して否定。

ドーピング裁定で、自転車競技から永久追放され、結局、米国のテレビ番組でドーピングについて本人が認める発言をしました。

上記のドキュメンタリーはそのテレビ番組の後の、本人のインタビューと彼の最後のツール・ド・フランスの映像を交えながら、進むのですが。

見れば見るほど、ドーピングの効果を見せつけられてしまいます。

明らかなスプリンター体質の大男に、山でクライマーが抜き去られる話。クライマーだったパンターニが総合力のあるレーサーに、ワンデイレースでしか活躍できなかったランスがツール覇者へ。

彼をトレーニングしたミケーレ・フェラーリ医師曰く。

「調子の良い時のランスのパフォーマンスは、体重1kg当たりのワット数が7以上だった」

単純に体重が、70kgだったら、490Wです。

「本気でやると大差がついてしまう、手加減しろと言った」

そんなランスのドーピングがいかに公然と隠蔽されていたのか、彼の周囲のインタビューも含め、2時間見たのですが、まったく僕には理解できませんでした。

こんなことを知ってしまうと、もう自転車レースなんて素直な気持ちになって見ていられません。

あと、Trekは買いたくないです。

ランス曰く、彼のおかげでTrekの売り上げが10倍になったそうです(´・ω・`)