最近プレステ4を購入しました。
何を血迷ったのか、立ち寄った家電量販店で「売り切れ」と札が貼られていたPS4 Proがどうしても欲しくなり、あちこし探し回って、結局最寄りのGEOで入手しました。
大きな青い箱を抱えて外へ出たところで、とても大きな満足感を覚えたのですが、肝心なソフトを購入しませんでした。
というか、やりたいゲームがない、ということに買ってから気づく始末です。
購入する前だとFF最新作とか、発売したときに本体と一緒に手に入れようと思っていたメタルギアソリッドVとか、自分でプレイすることを想像していたのですが、いざソフトを購入しようという段になると、二の足を踏んでしまうようです。
決して本体を買ったときに忘れていた、というわけではなく、とりあえず本体を買ってからソフト選びはゆっくり考えようと思ったのです。
自宅に帰り、たまにしか使っていなかったXBOX 360を容赦なく撤去して、設置。
今までありがとうXBOX 360、よくスト4のオンラインで負けて、台パンしたよね、さよなら。
アカウントの作成やらセットアップやらを済ませて、ダウンロード販売されているソフトのラインナップを眺めていると、もう山のようにソフトが有るのですね。
初期PSのソフトやPS2のものも。めちゃくちゃはまったバイオハザードの旧作がいっぱいある(´・ω・`)!
わーい、とか思いながら、そのラインナップをずーと眺めていました。
選択肢が多いと、選ぶ前から精神的にお腹いっぱいになってしまいます。
これはいかん、と思いながらAmazonで最新の売れ筋ソフトを検索。
欲しかったFFの最新作か、メタルギアでもやってみようかな、と考えながら購入前の参考にしようとカスタマーレビューを読んでみました。
それがいけなかったんです。
ずーとFF最新作のレビューを読んでしまいました。
1時間以上(´・ω・`)
ゲームをやる前にレビューを読んで、やった後のような気分になってしまった僕は、このモヤモヤする不満をどこにぶつけていいのかわかりません。
なんで僕は実際にプレイしていないのに、このゲームに対して不満になってるんだろう?
これがいわゆるエアプというやつなのですか。買ってもいないのに精神的にお腹いっぱいですよ。大して美味しくもないマーガリンを塗りたくったカロリーだけが高いパンを食べたような感じ。
いや、そういうんじゃない。僕はまだ何にも食べてないんだ。
お腹すいて、レストランに来たら、隣で食べてる人が大声でもの凄い不味いって叫んでる感じ。
これが実際の飲食店で席についてしまったら、嫌でもメニュー見て料理頼むけど、ネットだからブラウザそっ閉じですよ。
ずるずるとレビューを読みながら、ダークサイドに落ちて行った僕も悪いのですが、今更ながらAmazonに限らずレビューする人は極端に低い点数を付ける人が多いと感じます。日本人はそういう人が多いみたいですね。
「日本のゲーム評価は、ちょっと気に入らない点があると極端に低い点数を付ける人が多く、スコアが異常に下がる。他国へも悪影響あるし、海外で高評価だと日本国内の評価も高くなるから、リリースは海外優先になる」って話を聞いて、そりゃそうなっちゃうよね、と思った。
— yokotaro (@yokotaro) 2016年12月20日
ひょっとしたら日本で、進んで自分から商品のレビューをするタイプの人は厳しい評価をつける傾向があるのかもしれません。
僕はそんなレビューを読むと、バイトに時給以上の接客やサービスを求めて、ミスに死ぬほど文句を言う神様を連想してしまいます。
期待を裏切られて評価を下げてしまうことがあるかもしれませんが、該当タイトルの最初のプレイ動画や、発売前の公式放送などを見る限りでは僕は概ね高評価(エアプ評価)なんですよね。
僕にはストーリーの序盤以降、その水準を維持できなくても星1つにしてしまう気持ちが理解できません。楽しめた部分があったのなら、せめて2つ星くらいでも評価してやれないのか、と思います。
不味いって大声で張り上げて、どの顔して、またお店に来れるんでしょうか。またそのお店に来たとして、美味しかったら、どんな態度なんでしょうか。黙って食べて、会計を済ませて帰るの?
読んでる間に、変なふうに連想してしまい、どんどん嫌な気分になってきました。
レビュー機能の価値
実際、5段階評価のレビューは購入の判断材料に値しないという、研究結果も出ているそうです。
ところが、某ゲームタイトルのレビューに関して言えば、逆に積極的に不買する、という判断材料になっていて、おまけにエアプ批評家・不買派の論理補強の役割まで与えています。
僕には「このゲームは売れているが、一般的な品質を保てていない、やるだけ時間の無駄だ」と買う前に言われてしまったような感じです。
レビューを全部読んだわけではないですが、結局、購買意欲が失われてしまい、今ではりっぱなFFエアプ不買派となってしまった僕です。
なんかこれを書いていて、スクエニさんに対して、申し訳ない気分になってきました。買おうかな、どうしようかな~的な気分でレビューを読み始めただけなのに。
ニーアオートマタは予約しました(´;ω;`)
その人の好きなものを伝えてくれるレビューを読もう
1時間ばかりのネガティブな文章を流し込んで、怒られている人の隣にいるような、いたたまれない気持ちになった僕は、身勝手な解釈をすることにします。
辛辣な批判に同調しそうになったら、こういうバイアスをかけるのです。
- 自分のレビューを読んで欲しい批評家が、極端に低い評価をつけている
もちろん、甘い評価をしていると思ったら、こう。
- ファンがみんなに読んでほしくて高い評価を付けている
ネットで娯楽品(コミック、映画、ゲーム)を探すなら、売れているものはささっと値段だけ見て買い物かごに入れてしまいましょう。
暇な時に間違っても2000以上あるレビューなんかを読み始めたら、精神衛生上、良くない。
購入したとしても、あなたの心に埋め込まれた批評家フィルターがあなたとゲームの間に挿入されて、本来の味わうべきだった何かを阻害するかもしれません。
ちなみに僕は、マイナー作品のファンが書いたレビューが大好きです。みんなが知らないけど、これいいよ、面白いよって、言う人のほうが好きです。
ヒット作をこき下ろして、更にはその作品のファンが低俗だと言って悦に浸るような批評家には反吐が出ますね。