使用していたGarminが故障してしまったので、Pioneer製のサイコンCA600を購入しました。
いつものサイクルショップで購入して、お値段は4万円程度でした。Amazonでも税込みでそれくらいの値段のようですね。
Garminの競合する価格帯の製品としてはGarmin Edge 520Jと同じくらいですが、僕はGarmin Edge1000Jからの買い替えなので、多少見劣りする部分もあるのですが何度か使用してみた感想を書いてみる。
スペック比較
Garmin Edge 1000Jと比較するものおかしいので、Edge 520Jと比較します。
- 質量 約92 g
- 寸法 50(w)×88(H)×17(D)mm
- 端子 Micro USB
- 防水対応 IP66/IP68
- センサー通信方式 ANT+™、Bluetooth
- ネットワーク通信方式 Wi-Fi、Bluetooth
- 測位方式(緯度・経度) GPS 「GLONASS」/準天頂衛星システム「みちびき」対応 A-GPS(Cyclo-Sphere Control App経由)
- 測位方式(標高) 気圧センサー・GPS自動標高補正
- ディスプレイ カラー 240×320pixel 縦型 2.2インチ
- 内蔵フラッシュメモリー 4 GB(ユーザー使用領域2GB)
- 動作保証温度範囲 -10 ~ 50°C
- 電源電圧 DC 5V
- 使用可能時間 約12時間
- 充電時間 約4時間(電源オフ、通常充電の場合)
- 付属品 ブラケット、USBケーブル、ストラップ、安全にお使いいただくために、保証書
サイクルコンピュータとして基本的なANT+、Bluetooth、みちびき対応のGPSは押さえています。
競合機種になるGarmin Edge 520Jもこの辺は同じですが、ディスプレイのサイズがCA600のほうが大きく、その分、重さがあります。
520Jが60gで、200 x 265。CA600が92gで240×320。
100g単位で重さが違ってくるのであれば考える人がいるかもしれませんが、30g程度なので、あまり気にする人はいないかと。
画面にいろんな項目(速度、走行距離、心拍数、パワー、ケイデンスetc...)を表示したい人としては、520Jの画面サイズはちょっとつらいかもしれません。
手元の、1000Jと比較するとこんな感じです。
視認性は圧倒的に1000Jに軍配が上がりますが、価格差を考えると妥当ではないでしょうか。
ちなみに520Jの仕様を見ると1000Jと同様に画面に10個まで項目を表示できるようですが、CA600よりも小さい画面で表示されても視認できるのかかなり疑問です。
CA600はも各項目の数値は読み取れますが、項目名(速度とか走行距離とか)が小さくて画面の設定を覚えていないとぱっと見た感じだとわからないです。
サイクリング中にぱっとみた時に表示されている数値はわかりますが、配置を覚えてないと速度なのか距離なのか分からないかも知れません、
実際、心拍数とWをしばらく間違えて見ていることがありました。
バッテリーの持ち時間
公称値でCA600は12時間、520Jが15時間でした。
150kmくらいのロングライドをしたときの走行時間は8時間くらいだったので、まあこれ以上走ることはないかと。ただしバッテリーの劣化を考えると、使い続けていくうちに稼働時間がロングライドに対応できなくなるかもしれません。
と言ってもGarmin 1000Jの劣化具合を見ると、普段のサイクリング(2時間~4時間)でバッテリー切れになるようなことはないですし、丸一日ぶっ通しでサイクリングするような人は予備バッテリーで対応するでしょうね。
使ってみた印象
メーカーが違うのでそもそも操作性は異なりますが、基本的にやることは自転車についたセンサーの情報を画面に表示し、記録を開始し記録を終了する、という部分では何も変わりません。
Pioneerのパワーメーターと親和性が高いので、ペダリングの力の方向を表示できるのがアドバンテージです。はっきり言ってしまえば、このペダリングモニターのディスプレイのためだけに買ったといっても過言はないかもしれないです。
自分のペダリングの状態を細かく見ていると嫌が上でもわかってしまいます。
設定アプリについて
CA600自体でも細かな設定ができるのですが、スマートフォン経由でbluetoothで同期して設定することができます。
apps.apple.comデバイスと同期して、表示するデータフィールドの設定やファームウェアの更新など、細かなことができますが、wifiでうまく設定できなくて結局、サイコン上から手入力で設定を行いました。
シクロスフィアのサイトについて
走行して記録したデータをGarminと同じようにシクロスフィアというサイトにアップロードできます。
アップロードしたペダリング情報を視覚的に表示する機能があるのですが、これが殺人的です。
ひどいケイデンス効率(´・ω・`)
それ以外にも、走った情報が地図上に表示され、基本的な走行時間、距離、移動速度、心拍数などが記録されます。
Garminコネクトにもありましたが、ログ情報をStravaへ転送することもできます(これはCA600単体でもWifiが設定されていれば走行後に自動的にアップロードされます)。
個人的には、全体的にシクロスフィアのサイトは10年くらい前のデザインみたいで、GarminコネクトやStravaのほうが見やすいと思います。
実際の走行記録などはStravaで管理して、パワーメーターの情報以外の部分についてはシクロスフィアで補完するという位置づけで利用しています。